ずっと楽しみにしていたライター交流会in神戸に参加してきたよ!
そこで目からウロコの名言の数々が聞けたので、忘れないうちにまとめておきます!
行くまでヨッピーさんしか知らなかった私を許してほしい
ライター歴が浅い私は、今回のライター交流会に登場する人物のうち、ヨッピーさんしか知らなかった。
そう言うと、一緒に行った藤田さんに「え、宮脇さんも知らないの?」と呆れられた。
み、宮脇さん…。(ググる)
・宮脇淳。コンテンツメーカー、有限会社ノオト代表。
ノオト…どこかで聞いたことある。あっ、ライター交流会を主催してる人やん!
会場に着き、真っ先に「宮脇さん」を探す。
/ いた! \
名前書いてるし、きっとこの人やろ。
ノオトは東京の編集プロダクションだそうです。宮脇さんは、そこの代表なんです!!(知ってる)
宮脇さんと少しだけお話させていただきましたが、とても穏やかな方で、この交流会レポを書くことも快諾してくださいました。
いい人そうだし、Twitterフォローしよ…プロフ見てみよ…。
宮脇淳(ノオト代表)
公衆浴場に入る前は、軽く触って少し大きくする見栄っ張りです。
(Twitterプロフィールより)
うん……(そっ閉じ) ※でもフォローした。
このライター交流会は、もともとノオトさんが始めた「ライター交流のためのスナック」が発端とのこと。
ライターさんがスナックのママをやり、そこに人が集まって交流する、それを発展させたのがライター交流会だそうです。
地方の交流会も好評で、今年はさらに静岡、広島、高知、金沢でも開催予定とか!
隣の席にどこかで見たことあるイケメンがいた
「満員御礼なので、つめて座ってくださいね」と受付で言われたので、一番前にいた若者の横に座りました。
するとすかさず、私のイケメンセンサーが反応。
イケメンに会ったら声をかけるのが礼儀だと思っているため、さっそく話しかけました。
「すみません…どこかで、お会いしませんでしたか?」
「え、僕ですか?」
/ こんばんは、イケメンです \
(やっぱ見たことあるわ)
「もしかしてあなたは、前世で死に別れた私の夫ですか?」
「ちがいます」
(じゃあどこで見たのだろう…)
/ 沼の水、飲みませんか? \
あっ!思い出した!!
この人、最近めっちゃバズってた人や!!
これはPR記事ではありません。だけど、これをきっかけにライフストローを購入し、将来的に救われる方がいるのであれば、これほど嬉しいこともありません。一家に一本あってもおかしくない代物だと思いました! / “ミネラルウォーターを好む…” https://t.co/lQujODwZkS
— ニシキドアヤト(アート) (@art_0214) 2017年8月4日
/ はてブ320 \
この記事で沼の水ゴクゴク飲んでたニシキドアヤトさんや!!なんやねん名前からしてジャニーズ系やな!!
記事を読んだとき、写真がイケメンすぎて正直そこばかり見てしまいました。(アカン)
すごい。アヤトさん、今まさに「バズりなう。」なのに、ちっともバズりかぜを吹かせていない。
謙虚。謙虚なイケメン。
職業は「ニート」らしいです。といいつつ、彼女とパトロンマダムが総勢100人くらいいるんやろうなあ…。
いきなり謙虚なイケメンニートに出会って目からウロコが落ちた私は、このあと本格的にウロコを落としまくることになります。
前置きはこれくらいにするね
ほな本題に入りますね。
今回のライター交流会のゲストは次の3名。
・近藤雄生(こんどう・ゆうき)さん
・ヨッピー(よっ・ぴー)さん
・社領エミ(しゃりょう・えみ)さん
そして進行は、ご存じノオトの宮脇淳(みやわき・あつし)さん。(もう覚えたよね!)
ほんまに、当日までヨッピーさんしか知らなかった自分を殴りたいぐらい豪華なメンバー。
このライター交流会の様子は、実はTwitterのハッシュタグ#ライター交流会でも知ることができます。
私もふくめ、参加者の方がゲストの発言やそれに対する感想をつぶやいているので、お時間ある方はそちらも読んでみてください!
でも、でもね。Twitterを見ていると、いろんなつぶやきがザーッと流れてくるので、誰がその発言をしたのかわからなかったり、私のようにそもそもゲストの方をよく知らなかったりする人がいると思うの。(いると信じたい)
なのでここからは、ゲストのみなさんの簡単なプロフィールとともに、私が印象に残ったそれぞれの発言をまとめていきます!
若さかがやく社領エミさん
(たぶん視線の先に何か見えてはいけない物が見えている社領さん)
まずはこの方、一番若手の社領エミさん。名字の半沢直樹感がすごい。
私、勝手にフリーランスのライターさんだと思っていたので、肩書きに「人間」と書かれているのを見て「すごい、まるはだかで勝負してる感じが伝わってくる…」と圧倒されておりました。
ちがいました。
「人間」とは、社領さんが働く株式会社人間のことでした。所属を書いてただけだった。
ジモコロやマイネ王といったメディアで体を張った記事を書いている社領さん。
ほかのゲストとの一番の違いは、会社員であることです。
そんな社領さんの名言がコチラ。
・Web記事はマンガだと思って書いている。
・今は、会社の中でおもしろいモノづくりができる環境なので、会社外で働くことは考えていない。
・今ホットだと思うライターは、かのうしゃちょうさん。記事に対する気合いの入り方がとにかくすごくて、クオリティが高い。
「会社の中でおもしろいモノづくりができる」ってすごくうらやましい環境だな、と思いました。
あと「Web記事はマンガ」という発言も、新鮮でした!
昔、mixiで長々と文字だけの日記を書いてた私は、マンガみたいな記事はどっちかというと最近の傾向かな~と思っていたので。
ほかのゲストとは、世代も働く環境も違っている社領さん。
もっとお仕事のことを詳しく聞きたかったのですが、こういうイベントでお話されるのは初めてということで、聞き役に回っておられました。
社領さんが最近の仕事の中でもとくに「おもしろい!」とオススメされてたのがこちら。
アベノミクスは調査兵団!? アニメで学ぶオタクのための「株」入門
ちなみに今回、ライター交流会のゲストとしてお話されることを、社領さんのご両親はとても喜ばれたそうです。
5年半、海外をまわりながら実績をつくった近藤さん
理系ライター集団「チーム・パスカル」メンバーの近藤雄生さん。
「理系ライター」と聞くとなんとなく色白、長そで、めがねクイッてイメージだったんですが、ひとつも当てはまらない近藤さん。
それもそのはず、近藤さんは大学院を修了後、奥様とともに5年半、世界各国を旅しながらライターとしての実績を積まれたそうです。
さらっと「5年半」って書いてますけど、メキシコに2年半住んでいた私からすると、「なっが!!」て思います。しかも奥様と一緒に。
なんかもう「しゅごい」しか出てきませんよ。だからでしょうか、ご本人からは「食べものがなくなったら、いつでもイノシシを狩ってやるぜ!」的なワイルドさが立ちのぼっています。
しかも海外に出た理由が、「ライターになりたいけどお金がなかったから、アジアの国に住めば生活費が安く押さえられると思った」ですからね!
ものすっごい遠距離ノマド!!世界が俺のコワーキングスペースさ!!
そんなびっくりドッキリな経歴を持つ近藤さんの、ほかのゲストとの一番の違いは、仕事のほとんどが書籍や雑誌など、紙媒体だということ。
近藤さんの熱い名言がコチラ。
・はじめは仕事がなかったから、旅しながら取材して書いた記事を、いろんな雑誌にメールで送っていた。
その時、その雑誌の紙面に載ることをイメージして、文字数や写真数も計算した完成品を送るようにした。
そうすると使ってくれるところが出てきて、徐々に連載が持てるようになった。
・紙媒体には、細かい文字数制限など、ルールがあるからこそ生まれる緊張感がある。その緊張感が好き。
ルールの中で工夫することで、表現の仕方が身につく。
それは、人生というタイムリミットの中で、工夫して生きていくのと同じだと思っている。
・紙媒体には、校閲の仕事がある。しっかりしているところは、本当に細かく事実確認をしてくれる。
そうすると、ライターと校閲で信頼関係ができ、書く方も思い切ったことが書けたりする。
Webでも校閲はあったほうがいい。そこにお金をかける価値はある。
・理系ライターと検索するとパスカルぐらいしか出てこないから、科学や研究系の記事の需要がたくさんある。
でも会社にガチの理系はほとんどいない。理系に興味があれば文系の人もできる。
理系に苦手意識がある人は多いけれど、勉強していけば慣れる。難しいことをわかりやすく書く、翻訳のような仕事。
・売れるライターは、クライアントの意図をちゃんと読める人。意図を汲んで自分なりに形にできる人。
・仕事を選ぶときの基準としては、依頼してくれる人の情熱が大切だと思っている。
依頼主の雰囲気がいいと、興味がないジャンルでも「この人と仕事したい」と思うし、いい結果につながりやすい。
近藤さんの発言は、そのまま書くだけで本当に名言。
生き方に哲学があります。
望むものを受け身で待つのではなく、自分で取りにいく人なのだ、と思いました。
そんな近藤さんは、書籍もいろいろ出されています。
中でもとくに読みたいと思ったのが、こちら。
奥様と旅に出た最初の1年の記録です。独立2年目の東ティモールに行ったエピソードがめっちゃ読みたい。
というわけで、さっそくkindle版をポチりました。楽しみ!
ではラスト、お待ちかねのあの方にいってみましょう!
ヨッピーさーーーん!!
(しゃべってるときの写真、全部ブレてた)
ときにおもしろく、ときにまじめに、そしてちょいちょい炎上する記事も書くヨッピーさん。
缶チューハイ3本投入でスイッチが入り、発言量が一番多かったので、すぐに名言にいきますね。
ヨッピーさんの名言はコチラ。
・フォロワーやファンを増やそうと思ったことはない。みんながやってほしいことをやったり、期待に応えたりしていたら増えていった。
期待に応えることは大事。アンテナ高く、みんなが求めている企画を考えている。
・おもしろいと思うメディアは、オモコロの文字そば。写真を一切使わず文章だけで書く。
文章だけでオモコロの記事を作ると、何もないところにおもしろいフリカケをかけるのがうまくなる。
・紙媒体はほとんど書いたことがない。
雑誌に書いてもファンが増えないから。いい記事を書いても、ふつうライター名まで見ない。
ファンを増やして記事を読んでもらうことを考えたら、Webに書くしかないと思った。
・会社勤めを辞めたのは、転勤したくなかったから。
でも会社員が収入を10%増やすのは大変だけど、フリーランスはやろうと思えばできる。
だからコスパはいい。
・ライターを始めた当初、まずは広告の仕事をもらえるように狙って行動した。そこから企業、自治体と狙ったポジションに移っていった。
行こうかなと思う業界のマーケット市場がどれくらい大きいかを調べて、より大きい方を狙えば必然的に行くべきポジションが決まる。
・今年の目標は記事を書く以外の仕事を増やす。
生き残り策として、ライター以外にできることのポジションをいつも探している。
・関西人は調子に乗りやすい。そこを自分の長所だと捉え、調子に乗っていこうとしている。
ここで言う調子に乗るというのは、フットワーク軽くなんでもやっちゃうイメージ。
いい所でワイン飲む、とかいう意味じゃなくて。
・探偵ナイトスクープはバイブルだった。
あの番組の「疑問があって、それを解決していく、しかもおもしろく」っていうスタイルはWebにも当てはまると思う。
・ライターになりたいけど、とっかかりがないなら、まずブログをやりましょう。
「野球選手になりたい、野球やったことないけど」って言ってても始まらないでしょ。
まずはなんでもいいから書く。
・昔ブログを書いてた時代に、どの記事がウケるかわかるようになったから、今は公開する前に「この記事ウケるな」ってわかる。
LINEの谷口マサトさんが言ってたけど、スベった記事はただ読まれなかっただけ。気にしなくていい。(参考:面白いの反対は「つまらない」ではなく無関心です。)
それに、あえておもしろい記事を書こうとしなくていい。
検索で見に来た人にとって役に立つ記事であれば、それも立派なこと。
おもしろい記事を書きたいと思ってるのであれば、書けばいいし。
・売れるライターは、気合いが入ってる人。
プロとして、クライアントの言うことをただ聞くだけじゃなく、おかしいことはちゃんと指摘できることが大切。
・批判は恐れなければならないと思ってる。
批判してくる相手は、こっちの意見を聞く体勢じゃない。
だから、いかに批判されないで自分の意見を伝えられるかを、いつも試行錯誤している。
・仕事の選び方は、「インターネットにいいもの」だったら書く。
よくないものは書かない。
・記事にお金を払う側は、1度仕事をしてみないと、どういうものを書いてくれるかわからない。
最初は様子見から入るから、お金が割に合わない状態から始まる。
でも、ちゃんと仕事をしてるのに全然収入が上がらないなら、相手か自分の仕事か、何か悪いところを考えた方がいい。
初めて実際にヨッピーさんを見て、お話を聞いた感想は「すごく男気があって、筋が通ってる人」です。
話し方も上手で、何度もヨッピー節が炸裂しては爆笑を誘ってました。
そんなヨッピーさんが編集長をつとめるメディアといえば、旅行・おでかけコミュニティSPOTです。
実際に現地に行った情報だけを集めたこの旅サイト、全国のライターさんを募集中だそうです!
チャンスですよ!てか私も書きたいっ!
お疲れ様でした。
いや~~、長かったですね!
ライター交流会が終わったあと、興奮冷めやらずこの記事を書きはじめましたが、もう朝の6時です。
寝たい。
最後は、豪華な会場のお料理でお別れしましょう。
こちら、関西の文豪にちなんだお料理たちだそうです。作ったのは滋賀の料理百貨店、ラ・ココットさん。
細かいところまでこだわってらっしゃる…!
ライター交流会、勉強になりすぎて、また早く関西に来てほしい。
最新情報は、ノオトの宮脇さん(もちろん知ってるよね!)か、同じくノオトのたじーさん(ただの美女)のTwitterで告知されると思います!
各地域のライター交流会の内容はTwitterのハッシュタグ#ライター交流会でも見ることができますよ♪
でもやっぱりオススメは、実際に会場に言って直接話を聞くこと。
最後にゲストの方々とお話できる交流タイムもありますし。
私のレポートで、会場の熱気が少しでもみなさんに伝わったなら幸いです。
オマケ
ライター交流会は、偶然「みなと神戸海上花火大会」と同じ日で、会場もすぐ近くでした。
そのため、ちょうど交流タイムから花火がドカンドカンと上がり始め…。
その音を聞いて、真っ先に窓を開けてたのがこの方。
/ ヨッピーさん \
私も真似して花火を撮ってみた。
撮れやしなかった。