Webライター初心者の頃に本当に役立った本を紹介します

明けましておめでとうございます!

年末年始、私のTwitterアカウントを、たくさんのライターさんがフォローしてくださいました。

おそらく、新年からライター業に本腰を入れようとしている人も、多いと思います。

そこで今回は、私が1年前、Webライターを始めた頃に読んで、本当に役に立った本を4冊紹介します。

 

Webライターになるためのノウハウやテクニックは、ネット上にもたくさんあります。

しかし私は、Webライターだからこそ、出版社から出ている紙の本を読んだほうがいいとも思っています。

その理由も、あとで説明しますね。

まずは、おすすめの本4冊を紹介します!

 

1.Webで文章を書くときのルールが一気に学べる本

 

2.読者目線の記事構成からSEOまで網羅している本

 

Webの記事を書くことに慣れてくると、「ひとつの記事をどう構成するか」ということに頭を悩ませるようになります。

逆に言えば、構成さえしっかり組み立てられていれば、迷わずに記事を書き進めることができるんです。

 

沈黙のWebライティングで、私は以下のことを学びました。

  • 記事を書くときに重要な読者目線
  • 書く前にしっかりと構成を組み立てる方法
  • SEOライティングについて

 

ページ数は多いですが、マンガのようなストーリー仕立てになっているので、サクサクと読めます。

ただし、スマホのkindleアプリで読むと、文字が小さく読みづらい部分があるので気をつけてください(私は、kindle専用端末を使って快適に読んでいます)。

 

こちらも、Amazonの「なか見!検索」(PCのみ)で、目次と冒頭を読むことができるので、一度のぞいてみてください。

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉

 

3.SEOについてイチから理解したいならこの本

 

「SEO、SEOってよく聞くけど、なんやねん」という人におすすめ。

私も、「SEOが何のことかさっぱりわからない」というときに、この本を読んで、仕組みを理解しました。

 

2015年の本ですが、テクニック的なことではなく、「SEOってそもそも何か」を丁寧に解説しているので、古さを感じません。

クライアントに「SEOを意識してください」とは言われなくても、キーワードを指定されて書いているなら、それはSEOライティングと言えます。

 

今後の仕事を広げるためにも、SEOについて知識がないより、あった方がいいのは確実です。

10年つかえるSEOの基本

 

4.Webライターの稼ぎ方を教えてくれる本

 

クライアントが求める原稿のつくり方から、仕事内容や単価を交渉するときのメッセージ例まで、実践的な内容が詰まっています。

 

ここまで具体的に「稼ぎ方」を教えてくれる本やブログは、なかなかありません。

 

こちらもAmazonの「なか見!検索」(PCのみ)で、目次が全部チェックできるので、ぜひ見てみてください。

頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書

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稼げないWebライターの特徴を、現役ライター講師にガチで聞いた!

 

ではここからは、冒頭にお話した、「Webライターも紙の本を読んだほうがいい理由」をお伝えします。

 

Webライターも紙の本を読もう

ここでいう紙の本とは、著者が書き、編集者がチェックしたあと、出版されて本屋に並ぶタイプの本です。

このタイプであれば、電子書籍(kindle)で読んでも、もちろん同じです。

 

もしあなたが、紙の本をほとんど読んだことがないなら、ライターになったのを機会に、ぜひ少しずつ読むようにしてください。

紙の本をおすすめする理由を、今から説明します。

 

1.Webの文は日本語の間違いが多い

 

Webライターを始めて、勉強しようとWebの文章だけを読むのは、少し危険です。

なぜなら、Web上の文章は、日本語の間違いが多いから。

 

Webには、書いた文をチェックする編集が入っていないことも多く、ライターの間違った文章がそのまま載ってしまいます。

 

もちろん、紙の本に間違いがないとは言い切れません。

しかし、Webの文章を読んでいると、紙の本では見たことがないような、基本的な間違いを多く発見します。

 

例えば、

  • 「力不足」と「役不足」の誤用
  • 「うろ覚え」を「うる覚え」と誤記
  • 敬語の誤用

などなど……。

 

こういったミスは、紙の本を読んでいれば「あれ?」と違和感に気づくことができます。

しかし、ネットの文章だけを読んでいると、あまりにも同様のミスが多く、間違いに気づかない可能性があります。

ネット・紙の本に関係なく、日本語に違和感を感じたら、そのたびに調べる習慣をつけることが大切です。

 

2.リサーチするときに本を読むと差別化できる

 

記事を書くとき、同じテーマで書いているほかのサイトを見て、情報をリサーチすることがあると思います。

そのときに一度、同じキーワードで出てくる上位10記事を読んでみてください。

 

けっこう、内容がかぶっていることがあるんです。

 

すでにある似たような記事だけを参考に書いても、ほかのサイトと差別化はできません。

そんなとき、リサーチ対象をネットの中から、関連書籍にまで広げると、とたんに世界が広がります(記事の内容によっては、公式サイトのほうが確実だったり、電話などで取材することが必要な場合もあります)。

 

Webの仕事をしているからといって、最初から「本を読む」という選択を放棄してしまうのは、もったいないですよ。

 

3.正しい日本語の使い方や語彙を蓄積できる

 

「紙の本を読んだほうがいい」と書きましたが、本を読むのに慣れていない人は、無理に勉強や自己啓発の本から読まなくていいと思います。

 

本来、読書とは新しい知識や世界と出会える、楽しいもの。

 

好きな本を読むうちに、自然と、最初に説明した「正しい日本語の知識」や「自分の中にない語彙」が、どんどん溜まっていきます。

それらは、ライターとして仕事をする上で、必ず役に立ちます。

 

感情表現のボキャブラリーを増やしたいなら恋愛小説を、風景を描写したいなら旅行記を、ちょっと珍しい日本語が知りたいなら、年代の古い小説なんかを読むと面白いですよ。

 

本は自由に読んでください

 

ふだん本を読まないのに、「この本を読まなきゃ!」とページを開いて、途中で挫折することをくり返していませんか?

本は教科書や問題集のように、最初からきっちり順を追って読む必要はありません。

 

本を、マンガ雑誌やファッション誌のように、読んだっていいんです。

 

雑誌なら、巻頭特集から読む、気になるページだけ読む、一番最後の編集後記から読むなど、自由に楽しめると思います。

 

本は、全部読みきることだけが正解ではなく、その一冊から、何かひとつでも新しい知識や技術が学べたら、それでいいのです。

 

もし、一気に読み切れるぐらい面白い本があったなら、くり返し読んで、内容をしっかり自分のものにすることをおすすめします。

 

今回紹介した本は、もしあなたと相性が良ければ、くり返し読んでほしいものばかりです。

ぜひ、本を通して、新しいとびらを開いてみてください!

 

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